大富豪の起業術(マイケルマスターソン著)
ジェイ・エイブラハムがリスペクトする男、マイケルマスターソンの「大富豪の起業術」が登場です。
さて、何故、あなたの役に立つビジネス書は少ないのでしょうか?
それは、ビジネスというものは売上規模や人数の規模によってまったく状況が違うからです。
著者のM.マスターソンはダイレクト・レスポンスを使い
年商100億以上の会社を2社、50億以上を2社、10億以上を10社以上、ゼロから育ててくるのを何度となく繰り返してきました。
そして、そんなスーパー起業家の彼によると
ビジネスというのは
幼年期:年商0〜1億円
少年期:年商1〜10億円
青年期:年商10〜50億円
成人期:年商50〜、100、200億円
というように、ステージがあり、それぞれのステージで注力すべき事、やるべき事というのは違うというのです。
ほとんどのビジネス書が中小企業にとって役に立たないのは、全く別のステージにある問題を取り扱っているからです。
例えば、幼年期つまり年商が1億円に満たない時は、ヴィジョンだのリーダーシップだの言ってる場合ではなく「売る事」が最も重要な事になります。
商品を売って、キャッシュを作って、会社をまわさないと会社は潰れてしまいます。
しかし、青年期の年商10〜50億円の時には、「売る事」だけに集中してればいいというものではありません。
この時期には、あなたは「売る事」はマスターしています。
だから、それだけの売上がたっているわけです。しかし別の問題が発生してきます。
年商10〜50億円の会社では、人の問題が起きてくるので、それを上手にマネジメントしていきつつ会社をリードしていかなければならない、、、
という事がポイントになります。まとめると、、、
ステージ1:幼年期(年商ゼロから1億)
課題と問題問題点:自分が何をしてるのか分かっていない
課題:販売による利益を出す
必要なスキル:売る事。プロジェクトを進める事。
ステージ2:少年期(年商1億から10億円)
課題と問題
問題点:収支がとんとんか、損失を出している
課題:利益の出せる新たな商品を素早く作り出す
必要なスキル:ティッピング・ポイントを生み出す新しいアイディアを常に出すこと。
ステージ3:青年期(年商10億から50億円)
課題と問題
問題点:システムに無理が生じ、顧客もそれに気づいている
課題:混乱状態を整理して、秩序を取り戻す
必要なスキル:プロセスや手順の管理の方法、ガイドラインの確立
ステージ4:成人期(年商50億円以上)
課題と問題
問題点:販売が減速する、行き詰まる
課題:設立当初のベンチャー企業に立ち返る
必要なスキル:会社の将来における自分の役割を決める
このように、今の自社のステージに合わせて問題や課題が出ているので、この本を読むと、
今時点で、何が重要で何をすべきか?
そして、どうやってそれを達成すればいいのかが分かるのが
この本「大富豪の起業術」です。
読者の感想
今まで全く間違った起業の勉強をしていたことに気づかされました。自分の会社にあったやり方でなければ意味がないんですね。売上がまだない頃から組織化を急いで会社が傾いたことがあります。これは役に立つ本です。
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